「……それがどうしたのかね?」 少し言葉を荒げながら彼は答えた。 「この子は普通の人には見えません。そう、MINDですからね…… だが、あなたには見えている……それが根拠です」 「! な……この子が!?」 彼は本当に驚いた様子を見せた。 そして、声を高めて続けた。 「ふふふ……ははは、そうか、なるほど……それは失礼をした。 君には隠しても無駄ということか……」