「……それがどうしたのかね?」 男は今までよりさらにゆっくりと話を続ける。 「そうですね……例えばですが…… あなたに不思議な力を与えたもの…… それをMINDと呼ぶことにします」 「……MIND……」 つぶやくように彼は言った。 「そうです、MINDです。 MINDは普通の人には見えません。 その他者には見えないMINDを使い、あなたは、あなたに見えた、いえ……あなたが予告した寿命に合わせてその人を殺害する。 もちろん、事故に見えるように……契約者は除かれるようですが」