一方、警察は急増する凶悪事件の対処に追われていた。
未発表最危険ドラッグ、通称「MIND」。
使用者に幻覚・幻聴・攻撃的思考など、同時発症する悪魔のクスリ。
捜査員である鎌田警部補と渡辺刑事は
天宮公園付近に「MIND」所持者がいるとの情報を得て、現場に向かっていた。
次々と起こるMIND常習者による事件。
その犯行はどれも衝動的で、不可思議な物ばかり…。
鎌田の勘は、これがただのドラッグによる単純な犯罪ではないと告げていた。
「…気のせいだといいんだがな…。」
人々の知らないところで、なにかが始まろうとしていた。