episode1/第一夜

「はははは、そうだった私は……」 緒方が言葉を発する。 だが、そこには今までとは違い若干の苛立ちが混じる。 「あなたはそれをどこで手に入れた」 だが、男の耳には何も入らない。 「何もかもすべて、好きなようにやるんだ、ふふふふ、はははは」 「そうだ、俺のちからで……すべてが始まるんだ」 緒方はゆっくりと頭を振る。

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