部屋には緒方と男、そして臭い……それだけのはずだった。 だが、男はまるで眉間を撃ち抜かれたかのように後ろに倒れた。 「依頼完了……」 緒方は静かに部屋をでる。 部屋には「臭い」だけが残された。