「あ、あの、すいません! あたしの声……聞こえますか?」 ……返答はない。 はぁ……やっぱり、だめかぁ…… 何度目だろ、このため息。 ここは一体……どこなんだろ。 右向いても、左向いてもまったくどこだか分かんない。 まぁ、あたしのせいなんだけど…… でも、こんなことになるなんて……