水の塊……それもかなり巨大な……彼はそれをサイドステップでかわし、 異質者の眉間に照準を合わせた。 そして……引き金を今度は「躊躇」なく引いた。 いや、引くことができた。 ターン 銃弾が打ち抜いた。 異質者が全身の力をなくし崩れ落ちる。 全てが終わった。 何の音も聞こえない。 全てがなくなったのだ…… そして、彼は後ろに立つ少女に手をかざす。 だが、触れることは出来ない……